パチンコで借金ができてしまった人にはさまざまな事情があります。中には、住宅ローンを組んでいる人も多くいるでしょう。住宅ローンがあるのに借金してしまったら、そのうち住宅ローンを支払えなくなって家がなくなってしまうおそれがあります。そこで今回は、住宅ローンがあってもパチンコの借金を解決する方法を、先生に聞いてみましょう。
1.借金返済ができないと家がなくなる
先生、こんにちは。私は、パチンコで借金しているのですが、今住宅ローンの支払をしている最中です。このままでは住宅ローンの支払いができなくなってしまうのではないかがとても不安です。
こんにちは。住宅ローンがある場合、支払いができなくなると、家がなくなってしまうおそれがありますよ。
やっぱりそうなのですね。どのくらい支払をしなかったら家がなくなりますか?
住宅ローンでは、だいたい3ヶ月~半年くらい滞納したら、残金を一括払いしなければならない、と定められています。
ということは、その時点で家がなくなるのですか?
いいえ、そうではなく、その時点で一括払いの督促書が届きます。そして、保証会社や保証協会が代位弁済してしまいますよ。
そうなったら、家が競売にかかるのですね。
そうです。競売になると、競落人が現れて家がなくなってしまいます。
それは大変です。そうなる前に何とかしたいです。
2.個人再生の住宅ローン特則とは
個人再生の住宅資金特別条項(住宅ローン特則)を利用すると、住宅ローンがあっても家を守ることができますよ。
それは助かります。個人再生というのは、借金を減らしてもらえる手続きですよね?
そうです。個人再生をするとき、住宅資金特別条項という特則を利用する事ができます。これを使うと、住宅ローンの支払いはそのまま続けながら、他のサラ金などの借金だけを減額することができますよ。
そうなんですね。私は住宅ローンが1500万円あって、サラ金の借金が300万円あるのですが、サラ金の借金だけを減らしてもらうことができるんですか?
はい。サラ金の借金は100万円くらいに減りますので、月々の支払いは3万円以下になりますよ。住宅ローンはそのまま支払って家を守ることもできます。
それは助かります!今月々の支払金額が10万円以上になっているので、すぐにでも手続きをしてほしいです。
わかりました。弁護士が個人再生を始めたら、住宅ローン以外の債権者への支払いはしなくていいので、止めてくださいね。支払をしなくても督促は来ないから大丈夫です。
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
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