県立病院の看護師です。親が”公務員だから辞めるな”と引き止めます

県立病院の看護師ですが、実は辞めたい…
でも、親兄弟が”公務員だから辞めるな”と引き止めます…
どうしたらいいでしょうか?

 

公立病院は安定した職場…
誰もが憧れる県立病院、市立病院…
実際のところはどうなのでしょうか??

 

 

県立病院の多くは”赤字”。給与が減らされているのが実情

 

2016年12月31日の琉球新報(沖縄県)に「県立病院残業代 未払い額 億単位か」という記事が掲載されました。それによると、沖縄県にある6県立病院で夜勤での仮眠時間分を巡って、労働基準局から是正勧告を受けたことが分かりました。

 

記事によると、夜勤の医師が実際は仕事で休めていない(仮眠できていない)ことが判明。その場合は残業代を支払わなければならないのに、病院は未払いだった…というのです。

 

さらに、看護師の残業に関しても、残業代を請求しないように口止めされた、という事実も出てきました。つまり、医師も看護師も仕事がハードなのに、休めず、給与も少ない…ということなのです。実は、こうした話は沖縄県だけでなく全国で起こっているのです。

 

 

公立病院の問題は、いろいろある

 

患者が少なくなると、経営が難しくなるのが公立病院です。民間の場合はほかの病院と合併したり、廃業することで、医師や看護師は事前に転職するなど対策が取れやすいのですが、公立病院の場合はそうはいきません。

 

公務員である医師や看護師の場合、病院が立ちいかなくなるからといって、退職させられることはないのですが、人事整理で遠くの公立病院などに配置転換されることが多くなります。

 

また、給与水準が下がることもよくあり、そこで勃発するのが「組合運動」というもの。働く人はみんな生活が懸かっていますので必死になりますが、肝心の患者がいなくなってはどうしようもありません。例えば、2008年に運営が中止された千葉県の銚子市立総合病院の場合は、看護師はいても医師がさっさと辞職してしまい、診療ができなくなってしまいました。

 

もっと規模の大きい県立病院でもこのようなことがあちこちで起こっています。ですから、公立病院だからずっと安心…という時代ではなくなっているのです。

 

 

看護師として働く場合でも、将来の自分の目標を持つことが大事

 

国が決めている診療報酬制度や、県のふところ具合は、一般の私たちにはなかなかわからないものです。が、ある日突然医師が辞職し、看護師が次々と自分から辞めていく県立病院…人口が減少していく地方ならばなおのことあり得る事態です。

 

今は求人が引く手あまただけれど、10年後はどうなるだろう…その時に「ここで働いてほしい」「私どもの病院に来てほしい」と言われる看護師になるかどうか…そういうことを考えて仕事を果たすことが大事になってくるでしょう。それには、毎月、あるいは半年に1度目標を立てて、仕事をしていくことも必要になるでしょう。

 

転職の機会はある日突然やってくるもの。もし公立病院を辞めるときに「私にはこんな看護師力」がある、ということを転職コンサルタントに自信を持って話せるでしょう。そういう方ならどのような社会になっても仕事に困ることはないはずです!

 

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