病院看護師の組合活動っていったい何?

組合活動が多い病院、カンファレンスの「後」なかなか帰宅できない病院、○○委員会が多すぎる病院…とにかく看護師としての仕事以外で疲れることって、ありませんか??

 

もともとコミュニケーションで成り立っている仕事が、看護師業務。

 

そのなかで、組合活動が忙しい…これどういうことなんでしょうか?

 

組合…というと、頭に鉢巻きを締めて、大きな赤い旗を持って「給料上げろ!」とか「残業なくせ!」なんて叫ぶ人たちをイメージしますよね。県立病院や規模の大きな病院ではこうした組合があって、知らない間に組合費が「給与天引き」されていた…という話をよく聞きます。

 

間違わないようにしたいのが、「一般企業の組合」と「病院の組合」がけっこう違う、ということ。
いったい何が違う??

 

それは2つの大きなポイントです。

 

もともと病院は「儲かる」ようには出来ていない

一般会社の場合は、そもそも利益が高い低いの差が大きく、社員の給料もバラバラです。「今年はこれだけ儲かったんだから、給料上げてよ!!」と経営者に要求できるのが、一般企業。でも、病院の場合は「儲け=医療報酬」なので、極端に儲けが出るようにはなっていません。

 

もし「うちの病院、入院患者の回転がよくて、通院患者が増えてるから儲かってる」なんてことが公になれば、お役人が聞きつけて「医療報酬制度を改正!」ということになります。

 

つまり「あまり利益を出すわけにもいかない」のが病院経営なんです。

残業が減らないのは「36協定」があるから

もう一つは「残業がなくならない」という点。

 

医師、看護師、警察官、消防士、自衛隊員…こういった人たちの場合、残業をなくす、ということはできません。これが「労働基準法」の36協定というもの。命を預かる大事な仕事の場合、一日8時間業務…という縛りでは仕事が終わらないことがあるからです。

 

ですから「残業廃止!」というわけにはいかないのが病院。そこで「待遇改善!」といったあいまいなスローガンが叫ばれるのです。

それなら、組合活動に参加しても、待遇は変わらない?

なんだ、それなら組合なんて要らないじゃん…そう感じるかもしれません。ただ、組合の存在は、経営者の理事長や理事側、あるいは院長に同等の立場で話し合える人がいないため、組合を作って組合長を置く…という意味でもあります。

 

組合長は専従で、病院から給料を受け取らず、みんなが払っている組合費で生活するのが普通。

 

つまり、病院側から負い目を感じないで、病院にいろいろと注文ができるのです。

 

ですから「こういう病院にしてほしい」という意見があれば組合に提案し、それを病院に実行させる…それが、組合費を払う意味なんです。

組合は分かるが、なんだかめんどくさい、あるいは組合参加より休みたい…

でも、中には「組合活動は面倒」「結局夜勤同様、仕事みたいだ」なんて思ってしまう方もいらっしゃるでしょう。それなら、組合活動がない病院に転職するのもアリ。小規模の病院なら、組合そのものがないところも少なくありません。

 

中規模病院の場合、病院同士が合併してしまうことも…ですから、まずは看護師転職サイトでしっかり確認すること。転職サイトなら、組合活動の有無だけでなく、そろそろ合併しそうな病院…合併相手が強烈組合持ち…なんていう情報もしっかり持っています。

 

看護師転職サイトは、非常に使える情報源。もし組合のことも調べて、転職したいなら、いくつかのサイトに登録しておきましょう。絶対に安心です!

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