病院のシャワー室が汚い、とクレームが来たんだけどまずくない?
患者さんが神経質だ、という先輩もいたんだけど…
最近病院の”ネット評価”が行われているのをご存知でしょうか?
特に小さな子供を持つ”ママ友”のネットワークは非常に発達しています。
それだけでなく、一般の男性が病院の組織に関心を持つことも増えてきました。
ネット社会での病院の”正しい見方”をご紹介しましょう。
SEOという言葉、わかりますか?
SEOとは”セオ”でもアイドルグループの3文字でもありません。これは”サーチ・エンジン・オプティミゼーション”の略。日本語では”検索エンジン最適化”のことです。
??いったい何のこと??とますますわからない方、これ、誰でも毎日目にするスマホやタブレットでのサイトに関係することなのです。
グーグルやヤフーといった検索エンジン。スマホのアプリでも検索エンジンは使うでしょう。例えば”靴”と言葉を入れると、靴に関係する様々な表示を見ることができます。ただ、その上位にあるのは何かしら意味があって上位にあるのです。
”靴”なら、靴の通販サイトが上位に出てきませんか?これは完全に通販サイトが上位に来るような仕掛けがあるのです。多くの人がある通販サイトにたどりつくように、わざわざ設定されている場合もあれば、自然と多くの人が見る靴関係のサイトがトップになるのかもしれません。
SEOは、この検索エンジン表示の法則のことです。
SEOは、病院評価にも関係がある
SEOがクレームや炎上といったネット上のホットニュースを作り上げている…と言えばお分かりになるでしょうか?例えば、ある総合病院でアクシデントが発生。患者の取り違えで医療事故が起こったとしましょう。
マスコミがその事故を報道した後、すぐに院長が記者会見を行って陳謝するばあいと、3日4日と時間が経っても病院の説明がない場合では、ネットでの炎上度合いがまるで違ってきます。
やってはいけないアクシデントでも、素早い対応ならば”神対応”とされ、報道や炎上は収まりますが、その逆ですと大変なことになります。病院の悪口や病院に勤める医師や看護師の実名や顔写真までネットで流されるケースもあります。そのとき、悪意に満ちたSEOが存在すると、炎上するサイトを検索エンジンのトップにさせてしまいます。
勤務して安心な病院は、SEO対策がしっかりした病院
いまや、働いて安心な病院とはSEO対策が取られているところ。つまり、何があっても責任者である院長や看護部長といった肩書の人が素早く謝罪するなり、患者の家族にしっかりと対応する病院です。
ネット社会と病院は関係ない…ではありません。もし転職するなら、責任者の名前や顔写真が病院内部に掲示されているのかをチェックしましょう。対応力のある、対応に自信がある病院なら、待合室で確認できるでしょう。それがないところは、看護師一人ひとりにも万が一の責任が及ぶ可能性が高くなりそうです。
転職を考えるなら、SEOにもチェックが必要です!!