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全国にある大学病院。昔から人気がありますが、どういう特徴があるのでしょうか?
大学病院に勤めたい場合、求人応募する前に注意する点をまとめてみました。
地方の大学病院によっては「働きにくい」面もある
大学病院と言えば、3次救急。病棟と外来、救急外来に執刀…研究や医学部養成のために作られている大学病院ですが、看護師の場合はちょっと様子が違うようです。
毎年多くの看護師の入職がある大学病院ですが、新卒ナースすべてが大学卒というわけではなく、専門学校や短大、看護高校卒という方も多くいます。そのため、大学附属病院は地方特有の”問題”があります。
一番大きいのが「出身学校」を過剰意識する看護師の存在。様々な県や都から新卒入職してくる大学病院は問題ないのですが、同じ地域から入職してくる看護師が多い場合は、いろいろといじめが起こるケースもあります。
忙しすぎて、転職してしまう人が多い大学病院もある
大学病院に勤める…というのは、看護師仲間では一種のステータス、というのは事実です。一般社会では、一流メーカーや一流商社の「一流」という言葉を使いますが、大学病院は一種の「一流」です。一流の医療施設で、医師も一流、そして忙しさも一流!
急性期から終末期まで様々な患者がおり、通院患者も集まってきますが、やはり3次救急があることから病棟と外来の間を行ったり来たりする患者のケアなど、仕事は山積みです。
また、研究機関であることから、様々なカンファレンスが開催され、残業はひっきりなし。安全対策からコンプライアンスに至るまで、その仕事には際限がありません。そのため、20代入職も5年か6年で退職してしまう方が多い。このままだと結婚も出産もできない…と辞めてしまうケースが多いのです。
師長になりたいなら、一生独身で…というのはあながち嘘でもないのです。
大学病院は医学部と歯学部にある
忙しい…と思った大学病院も、実は歯学部付属病院の場合はそれほどでもない…ということがあります。全国にある歯学部付属病院は、内科系診療科目があるケースもあり、入院病棟を持つところもあります。こうした病院では、以下系大学よりも忙しくなく、仕事ができる…ということで人気があります。
また、大学病院もクリニックだったり本校とは離れた県にある附属病院だったり…と、実は様々な場所で開業しています。
東京の順天堂大学医学部病院の一つは、静岡県伊豆の国市にありますし、大阪医科大学の場合は、高槻駅前に健康科学クリニックがあります。
従来の「大学病院は大学に直結」「大規模病院が大学病院」という常識ではなく、サテライトクリニックもあれば、地方の温暖な地域病院を持つ大学病院もあるのです。
こうした病院やクリニックは一般のそれと変わりません。ただ、大学が運営している…ということで、教育機関であることは間違いなく、医師が研修医であったり看護師の仕事が看護師専従であったりと、仕事が余裕を持って行えるメリットもかなりあるのです。
ぜひ病院の専門家に大学病院の特徴を教えてもらおう
大学はどこでも患者が多い。ですが、その分看護スキルも高まるというメリットがいっぱいです。ただ、忙しすぎないところを選びたいなら、看護師転職サイトに登録。まずは自分の希望と合うかどうかを担当コンサルタントに要望しましょう。
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