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看護系大学や看護学部のある大学がどんどん増えています。その数260とも言われ、750以上ある日本の大学の3分の1にも及びます。
4大卒の看護師と、看護学校卒の看護師世代…
いま全国各地の病院で、様々な”問題”がありますが、そこには世代間のギャップがあるようです。
看護師として働く際の様々な問題を、世代の違いから考えてみましょう。
厳しい教えは当たりまえ!という40代、50代の世代
残業は当たりまえ、徹夜もいとわず仕事仕事…それが40代、50代以上の世代。これは、看護師だけでなく会社員ならばどこでも多かれ少なかれあったはず。
バブル世代の50代でも、病院だけは人手不足。看護師のなり手が少ないのがこの世代です。ですから、1人の看護師が15床以上も担当していたわけで、厳しい実践を積んでいったのは間違いありません。
40代の世代となると、バブル以降の不景気で働いてきたため、精神疾患を抱えた患者や過労による患者をかなりケアしています。
少子化20代、と間に挟まれる30代
平成生まれの20代、そして昭和最後生まれの30代世代…その大きな違いは、ゆとり教育でしょう。2017年現在20代の人はゆとり教育世代で、ガツガツ仕事をするよりも自分に合った仕事を選ぶ人が多いのが特徴。
それに比べ、バブルを知らずに不況が当たりまえとして育ってきた30代。就職でも安定志向の看護師を選ぶ人が増えた時代です。
経済がデフレで進んだため、結婚が遅れて少子化。その影響で30代も20代も人数が減っています。が、20代看護師は特に仕事の内容を選ぶ傾向が高く、30代はその上の世代と下とに挟まれることが多いようです。
専門病院が人気、総合病院が不人気に
世代間のギャップで一番知られていないのが、病院の2極化です。患者に人気のあるのが専門病院。それに対してデパート型の総合病院は大病院でも看護師が集まらない傾向があります。
患者が集まる病院とは”名医がいる””看護師さんが親切””医療器機が新しい”といったことが原因のひとつ。専門性が高い…やりがいがある…という考え方は20代、30代の看護師に多い。
これに対して、40代以上は”自分が働きやすい病院がいい”という考え方が一般的です。どんな病院でも”合う人””合わない人”と働いており、折り合いをつけて働くものだ!という習性を身に着けているのです。つまり、総合病院で働ける40代以上と、専門病院先願の20代…こんなケースが結構多いのです。
世代間ギャップのある病院を避けよう
様々な世代の看護師が働く病院。ですが、それぞれの個性をうまく生かす病院はあるのでしょうか?もし転職を考えている場合は、このギャップができるだけ少ない病院の方が”ストレスフリー”になりやすい、と言われています。ただ、こうした病院情報は決して表には出てきません。
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