各系統新聞社の発行部数だけをみればやはり少なくなっているのが事実ではあります。
市場(パイ)が小さくなっていく中そのパイを食い合う状況が続いていると思います。
読者の層は50代後半から80代ですが(広く見て)毎年年齢をとることで層の年齢層はもちろん上がってきています。
20代~30代が習慣的に新聞を読むかというとなかなか読んでいないのが実情です。
電子版ならまだ可能性はありますが紙の新聞はとってない若い人はとても多いです。
新聞自体はとてもいいものですから読むべきだと私は思います。
読まない理由として若い方に関していえば「習慣がない」のが原因かと思います。
50代後半以上の方に聞くと「毎朝新聞をポストにとりに行かないとなんか気持ち悪い」
という声をききます。「朝起きて新聞をポストに取りに行く」というのが習慣になっているのです。
新聞を読まない日があっても新聞をやめないのはこの習慣が身にしみついているからだと思います。
私も読者のお宅に集金に行ってよく思うのですが玄関の靴棚の上にポストからとったままの新聞が積みあがっていることがあります。
何日も読んでいないのですが決して「新聞を止めて」とは言いません。
私としては止めてと言われない方がいいのですが、よくよく考えてみると不思議に思います。
新聞を読む読まないは別としてポストから朝新聞をとることが習慣になっていることが重要なのかもしれません。
この習慣は子供のころからのもので子供の頃「○○ちゃん新聞をとってきて」と朝ポストから新聞を取りにいくのを任されていた方も多いかと思います。
子供のころからの「ポストに新聞を取りに行く習慣」が大人になってからも習慣として続いているのだと思います。
でも40代以下の世代の人たちにはこの習慣がありません。朝新聞をポストに取りに行かないと気持ち悪いといった感覚がないのです。
どこかでこの習慣が途切れてしまったのだと思います。
この習慣がない世代が今後人口の多くを占めていくことになるのですがそうなるとやはり新聞の読者は将来的に減っていくことが予想されます。
各新聞社この状況を変えるため小学生・中学生・高校生向けの新聞を発行し子供が新聞をよむ習慣をつけさせようとしています。
とてもいいことだと思いますが、大きく状況をかえることはなかなか難しいかもしれません。
新聞社は今後も生き残っていくと思います。なぜなら新聞発行だけの収入ではなく不動産などの収入源ももっているからです。
紙の新聞が減っていっても電子版が普及していく可能性もありますし新聞発行以外の収入で経営を維持していくことができるかと思います。
ただ新聞販売店はそうはいきません。
新聞の販売部数と折込収入が大きな柱ですのでこの柱が弱くなっていくとやはり厳しいといえます。
新聞の販売部数と折込収入が悪くなっていったとしてもそれ以外の収入をもっていれば将来的にも大丈夫だと思います。
新聞販売店の今後は決して明るいとはいえません。ただ新聞販売、折込収入以外の収入を持つことで将来的にもやっていくことは十分可能です。
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