終末期がん患者のケア・緩和ケアは非常に難しい

スピリチュアルペインを受け止める難しさ

 

緩和ケアに興味があって、転職したいけど口コミではいろいろ書いてある…
患者との付き合い方が大変、という話を聞いたけど…

 

モンスターペイシェントの”暴言”や”脅迫”が社会問題となってからずいぶん経ちます。たまにマスコミが取り上げるときは議論があっても、しばらくすると忘れられてしまうモンペ問題。

 

ですが、医療関係者で一番大変なのが”終末期医療”の現場、と言われます。実際、終末期病院の状況はどうなのでしょうか?

 

 

20代で入職するとPTSDに?スピリチュアルペインとの遭遇

 

緩和ケア=終末期がん患者のケアは非常に難しいものです。患者の多くは”なぜ自分だけが死ななければならないのか”という苦悩を抱き、病室に引きこもったままになるケース、全てに無関心になるケース、ちょっとしたことで怒りを爆発させるケース、頻繁に意味もなくナースコールを押して看護師を呼ぶケース…など想像を絶する苦悩は様々な行動に駆り立てます。

 

新卒看護師がいきなりこうした患者のケアを行うのは、なかなか辛いものがあるでしょう。自分のケアが患者のためになっていないのか、自分に対して怒りをぶつけてこられても対処の方法が分からない、患者の目つきが非常に恐ろしい、そして数々の暴言を浴びせられると思うと胃が痛くなる…

 

魂の痛みともいわれるスピリチュアルペイン 

 

患者はスピリチュアルペインに悩まされますが、これを受け止めることは経験を積んだ人にしかできないことです。それを20代の看護師が対応するのは過酷。そして患者が亡くなった後に”看護師として何ができたのか”という感情が生まれ、PTSDになってしまうケースが増えているのです。

 

 

精神科の終末期病院は、精神科病棟とがん病棟ではかなり異なる

 

ところで、終末期医療というと精神科病院が挙げられます。ここでは脳梗塞や脳卒中に加え、肺気腫など合併症を抱えて終末期となった患者が多く余命を暮らす場所でもあります。精神科とはいっても患者のほとんどは寝たきりであり、反応がほとんどないような場合が多く見られます。

 

こうした病院では暴言を吐くような患者は皆無で、患者へのケアと同時に家族へのケアを同時に行うなどがん病棟に比べると”平穏”な仕事が多くなります。つまりがん拠点病院の緩和ケアとはかなり異なるわけです。

 

 

終末期病院への転身を考えるなら、”看護師の取り組みがしっかりしたところ”を選ぼう

 

65歳以上の高齢者が3,000万人に達する時代です。そして3人に1人から2人ががんで亡くなる…とも言われています。となれば、終末期病院は多くの患者で溢れることになります。本来なら患者が多ければ病院はケアのノウハウを積んでいくはず。ですが、どの病院でも離職率が多いのが現実です。

 

緩和ケアを実践する場合、病院として”看護師教育をしっかりする”ところを選ぶのが一番です。例えば、緩和ケア認定看護師が在籍する病院。しっかりしたノウハウが共有できていれば、患者の暴言や反応も冷静に受け止められ、乗り越えることが出来るでしょう。

 

30代、40代の看護師転職も多い緩和ケア。ぜひ看護師転職サイトに登録して、ベテランのコンサルタントから病院情報をしっかり聞き、求人に応募すると良いでしょう。

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